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2008年05月04日

銀メダルは取れずも、金メダル

今期芦ノ湖7回目釣行。2日前からの北東風が残り、のち東または南東よりに強風。タップンタプンの辛い釣行となった。が、暖かいのでさほど苦にはならない。さすがに晴れ間がのぞくとGWらしい陽気。
朝一は大島周りに賭ける。最近、朝一で箒百貫に突入しないパターンになっているが、これははっきり裏目だった。朝一に僚船はN田氏が百貫で、A澤氏が禁漁区でサクラをゲットしていた。自分は、といえば魚探の反応も無いなか、島の15m絡みを探ってウグイ2匹・・。もう夏ですか??かなりへこむ。
反省して箒に向かった頃には後の祭り。釣れども釣れどもニジ、の生活が始まり、悪夢がよみがえる。今日は全体に10m前後のこれまでの定番の反応は少なく、上は6m~下は15mと、かなりバラけた反応。的を絞れないまま、6,7色3.8キロというこれまでの定番でひたすらに引っ張る。やがて、東の風で大荒れとなり、横風を受けながらのトローリングは困難なほどになる。途中、箱根湾に避難して13~15mラインをみっちりやるも、まったく反応なし。ベイトさえ映らない。
この状況では東西に走るしかない、ということで白浜と島の間の往復で粘ることにした。午前10時。ガンガンの向かい風の中で島に向けてトリカブトの東端の岬15mラインをかすめた頃合で「よっしゃー!」的なアタリ。クリッカーが吹っ飛ぶかというくらいにラインが出た。6.5色3.8キロ、夜光6cm。ロッドを握るが、向かい風でのヒットとなったため、ファイト中にラインをスクリューに巻く可能性大。クラッチ切りなら岩場に打ち上げられること必至。とりあえず、沖に出るだけ出て、立岩方面に流れる風に乗ったところでクラッチを切ってボートを流しながらファイト。自分的にはほぼ、サクラ獲ったと思っていた。凄まじい重さで突っ込むファイトを見せるがヘッドシェイクはしない。どうにかリーダーにきても、ガンガンに潜って、ボートの周りを一周されてしまう始末。まったく疲れを知らない異次元の強さ。「なんだこりゃ??」とまったく浮いてこない相手に少し焦ってくる。ようやく水面にきて尖がった尾びれでサクラか!でも色がちょいと違うような・・。思わず偏光グラスを外す。コバルトブルーの極太の魚体に豹柄!!「うおーーー!」驚きながらのネットイン。しばしネットの中の美しき獲物に見とれる。プリンプリンのはちきれそうな筋肉質のボディーに感動!一度、芦ノ湖のこれを釣ってみたかった。ルアーマンとして純粋に憧れる、このシートラウトを思わせるような清冽な魚体。これが、ブラウンか?ショアからのキャスティングに明け暮れていた頃。数え切れないほどのブラウンを釣ってきた。トローリングでもグッドコンディションを何本か手にしてきた。しかし、この魚には心が震えた。サイズ抜きのトロフィー。カッコイイ!!
サクラ(シルバーメダル)は獲れなかったが、じぶんにとってはこいつはゴールドメダルの価値がある。



47.5cm 1650g(検量:福井ボート様)
  


Posted by GoFishing! at 22:20Comments(0)芦ノ湖

2008年05月02日

箱根の新緑に癒されるーぅ

と、言いたいところだが身も心も打ちひしがれるノーピク武者修行。
でありました。今期6度目芦ノ湖釣行。
今日の運命は2日前の夜に決まっていた。客が来るというので、「玄関の釣具片付けといてー!」と嫁に言われる前にガサゴソと車のトランクに自主撤収したのはいいが、大事なフィッシングベスト兼ライフジャケットを忘れており、こいつを下駄箱の奥底に隠してしまい、そのまま出てきてしまったのであった。というわけで、ルアーケース、プライヤー、ラインカッター、リーダー、メジャー(どうでもよい)、水温計(どうでよーい)、e-Trex(どうでもよくない・・)がない。ロッドには辛うじて元から付いていたツノ6cm、ツノ6cmがセットされていたので、ルアーロスとさえなければ釣りはできる。フックも潰れればシングルにすれば済むし。。
という中で、悲運の出航。が、これで終わらず。前回修理した魚探のワニグチが再度絶線!魚探さえ奪われ、完全なアナログトローリングへ!!「それはそれでかっこいいかも。釣れたらね。。」などと前向きに考えていたが、冷静に考えれば厳しい。現状はポイントはバラけているが、ニジも混じってタナは非常にシビア!船速不詳はきびしーい。
とりあえず、このところのツノの実績棚を考慮して6色と7色で開始。速さは3.5のつもり。(結果、これは大外ししていた。意外に自信あったんだけどなー)
朝一の百貫コース、ノーピク。折り返しは各ワンドに沿って。ようやく平岩15mラインで7色にヒット!「よっしゃー、7色はニジじゃねーだろー。おー、引きもいいねー、おー銀ピカだねー。」前回からこればっかである。結局ニジ。綺麗な・・。
白浜、トリカブト、三石から大島西側15mライン沿いと攻める。ちょうど島間の旗ブイ沖で大ヒット!「お、重い・・・」「グイグイグイ」そ、そして「ジャーンプ!(涙)」結局、ニジなのか、、しかも銀ピカでシッポの付け根までムキムキの!(こいつを持って帰ったが、赤身で美味であった)
ここらで、ちょっとスピードおかしいかも、と思い始めた。が、修正のしようもないし、風も強いし。さらにスピードアップ!と、これ以降は結局5キロぐらいで引いてたんだと思う。東岸に渡って箱根園から斜め横断で立岩へ、大きくUターンして禁漁区へ出がけに三度ニジ。が、結局、これがこの日の最後のアタリとなった。無念。。10時ごろになると、魚探の反応も賑やかになって、大場所をねっちり攻めるもかすりもせず、かなりへこむ。午前の部終了。
ペヤングソース焼きそばのランチで鋭気を養い、O成さんの待ちに待った1本目桜を目に焼き付けてやる気を奮起し(O成さん、やりましたね!)そしてそして、師匠のE-TRexを拝借して(これで安心さ)意気揚々と午後の部出航。(途中記憶なし)
そして午後4時無言の(じゃなくて、、)失意の帰港。結局、3.5キロ厳守6色、7色ツノ、という必勝パターンでノーピク。なんでも最近の時合は小生がぺヤング食べてた時間らしく・・。とにかく、反応ありまくりでもかすらない。ルアーも交換できない、打つ手なし。
でもいくつか収穫も
(1)自分にはツノは向かないことがよく解った。決して貝がダメなわけではないので得意なルアーで貫こう。
(2)フックを長短、上下向きにしてみたが、常に1本しか掛かっていなかった。やはり同じ長さの下向き、または90度V字でいくかな。



あー、早くリベンジしたいが、GWに留守にしたら家族の非難は避けられんしなーー。しかし、ノーピクのあとの、あの、あの、忘れた頃にgiii!と来る、あの瞬間、あれを味わうためならノーピクも、この釣りの大事なスパイスだなー。と本音で思う。(と前向きになるエネルギーは辛うじて残存)  


Posted by GoFishing! at 23:31Comments(0)芦ノ湖

2008年04月27日

スモルト?

昨日漁獲のサクラ。水の中で見るとうっすらとパーマークが。捌いてみてもヤマメのスモルト?顔的にはオスの成熟顔だが。
内臓の状況はデカい♂のサクラとまったく同様の成熟度。ちなみに刺身も絶品。
単に小さいサクラか?それにしても、先週のサクラも今回のもリリース痕があった。小型での成熟はリリースの影響かもしれないが、それにしたって、ここまで絶品の魚に成長してくれたわけだ(秋に獲ってもヒメマスに2歩も3歩も譲る程度)。無尽蔵に釣れているように見えるサクラだが、決してそうではなく、守り育てなければ今期のような状況にはならないことを痛感する。
すでに来季に向けた放流が行われた芦ノ湖だが、秋シーズンのチビザクラは船縁リリースを是非とも呼びかけたい。
さてさてGW前哨戦に向けてツノ用のフック作成に取りかからねば。




  


Posted by GoFishing! at 09:43Comments(0)芦ノ湖

2008年04月26日

盛期へ

芦ノ湖今期5回目釣行。結局4月は皆勤賞!疲れは溜まってるが、サクラ祭り傍観はできませぬ。厚い雲、東~南東のやや強い風。寒い一日。このところの傾向は、ポイントはバラけ気味、時間帯もバラけ気味、ルアーはツノが良化、スピードは早引きも吉、と無法地帯と化しつつあるか・・。まあ、どんな釣り方してても可能性はあると。
朝一は実績ポイント一番乗りを目指す。はずが、三石手前で1本セットし終えたばかりの5色夜光が後ろへ吹っ飛ぶようなアタリ!「ほほほーい!」凄いファイト!なのにネットインしたのはニジ。でも、こんな体高(手でお腹を抱えられないほど)、こんなコンディションのニジは初めて見た。芦ノ湖、凄くなってるなー、年々。
結局そんなこんなで一番乗りならず。前を行く僚船が百貫でファイト中。「うらやましー」、と気を取り直して禁漁区沖へ。このあたり、朝から反応が良い。しかも10m付近で一定している。禁漁区中間点あたりで待望の「良いアタリ」!5色アワビ。3.4キロ。喰いダナ的には8m程度か。激しいヘッドシェイクと船べりでの予測不可能な素早い動き、はらはらさせられる。無事にネットに収めたのは大きくはないがスリムで格好いいサクラ。朝一の1本でほっと安堵。
立岩折り返しで百貫、箒、三石。いつの間にか15艘ほどのトロ船が凌ぎを削っている。ここでサイドチェンジ。犬の墓沖から大島かすめて山のホテルへ向かう。大島の西北西は熱いスポットとなっていた。8~10mの反応、いくつものフィッシュボール!(下端は8mほど)すかさず左舷StillBreaker(夜光)を4色にセット。島の北側を通り抜けた後にStillBreakerが根元から叩き込まれるようなアタリ。ジージーとラインが出て行く。「来た来た来たぁー!」遥か沖に浮上した白銀の魚体が右に左に走り回る。どうにかテンションを維持しながら寄せても、今度は船の下へと潜り込む。ん、50いった?「いいサカナ、いただきましたぁーー」と思ったのだが、これがなぜかホウライ。。。脱力。しかし、釣り的には実に楽しい。その後、東岸を一巡して再度、島へ。大島の北西の角15mラインでかすめる。南東の風に乗って安定して3.5キロ。StillBreakerは6色夜光(4色は止めたよ!)。ルアーがちょうど島のスソを抜ける頃、StillBreakerが入る。Giiiiiiiiiiii!。途中、従順におとなしく上がってくる。船べりまで何事も無い。さっきの巨大なホウライに比べれば小さく見えるが、と安心した途端に、突っ込みとヘッドシェイクの合わせ技で予想もつかない激しい動き。足元でこれをやられてはたまらない。一瞬のテンションの緩みが致命傷となった。水面からひょい、と夜光貝ルアーが戻ってきた。くーーーー、「きっとニジだった、ということにしておこう、精神衛生上。」立ち直りは大事である。
その後も、トリカブト沖で同じく6色夜光で大ヒットもニジ。ようは、釣っても釣ってもニジ。しかし、サカナは素晴らしく、ゲームとしては申し分なく楽しい!ということで、芦ノ湖は一気に盛期となりつつあります。
さて、ということで、次回はツノ早引きで行こうかな。放流ニジお断り、という感じで。
桟橋でN氏とS川ガイドが釣り上げたおびただしい数のバスを見たが、驚いた。ちょうどプリスポーンのプリプリなのだが、地元千葉のバスとは同じサカナとは思えない。すげーコンディション良い!そりゃー、サクラも育つわけだ



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Posted by GoFishing! at 22:06Comments(0)芦ノ湖

2008年04月20日

残業代はpriceless

芦ノ湖釣行4回目(4月19日土曜日)。前日の大雨は上がり、意外にもすっきりした空だが、発達した低気圧通過の影響で北東の強風。一時11度に達した水温も再び9度を割っており、厳しい釣りを覚悟しなければならない。それでも、サクラが出る可能性は十分に高いのが今の状況。確率にかけて頑張るのみ。
前回までの釣行で、午前中に活性が上がるのはほんの一瞬であり、その時間帯に個体数の多いポイントにいることが重要と感じている。もちろん、そこで適切なメソッドを選択することも。現状のホットラインは三石、トリカブト、箒、百貫のラインであるが、連日トローラーに叩かれ続けていることを考えると、実際各ワンド、東岸、沖、島周りでも出ているわけなので、スレてないポイント選択もありえ、結構悩むのである。また、アワビ、夜光、ツノ、プラグとも等しく釣果が出ており、これも悩む。
本日はアワビを温存し、ピンクシェル、夜光(ともにT-shell)5色、6色で開始。3.2~3.4キロペースで進むが、とにかく強風で速度も方向も安定しない。と、箱根湾を出るまでに、それぞれに虹とヒメが・・。貴重な早朝の時間が・・・・・・。でもヒメは試食にっと。このタナで虹が混じるとは、ひょっとして大雨で状況が一変したか?迷いながらも、湾を出ると風に押されるように西岸沿いに進み、旗ブイ、箒。ようやく箒で本命らしき反応感知。その後百貫まででいくつか。やはり10メートル前後。こちらは状況に変化はなさそうで、一安心。百貫の突端に差し掛かったところで5色ピンクシェルに良いアタリ。「あれ、もう釣れちゃった??」相当な沖合いで水面に浮上。銀色に輝く40センチ程度の魚体。ここまでで事情通の方はオチが読めてしまうと思いますが、ホウライ君の登場でした。昨季も何度も紛らわしい思い(高速ツノ引きなんかで当たると、かなりそれっぽいのである)をさせてくれたので、寄せるまでもなく正体見破り。禁漁区沖で折り返し、沖側のルートへ。ブイの沖通過で夜光側にアタリ。6色で?やはりヒメさんでした。早朝だけはヒメの活性高いようです。前回はまるで当たってこなかったのに。その後、静寂。風は静寂ではないが。百貫あたりでベテランヒメ職人でありサクラキラーでもあるY村さんとすれ違う。青い船影にオレンジのStillbreaker2本。渋いオーラが漂っています。本日はレッドコアでサクラ本気モードのご様子。
8時前ごろから、薄日も差してポツポツと魚探にいい感じが出てくる。箒、平岩、トリカブト、三石と、各岬のポイントのブレイクでは水深10mラインで大きな「へ」がやる気を発散させている。こちらもやる気で攻めるが、喰わない。。静寂を破ったのは、福井ボートのT師匠からの受電。「S川さんが1本獲りましたよ。」(さすがである。しかし、今日はお見かけしていないが?)「東岸です。」(えっ?)「成蹊の沖37mライン」(えっ!えっ?)そうか、強風が当たっているショアではなく、払い出しを攻めという理屈か・・。考えてみると、風下のショアライン、岸ベタで反応は確かにあるが、掛けても獲れるのか?と思う。しかも、全然エサにありついている様子で全然喰わないし。一気にサイドチェンジも考えたが、活性が上がっている今を逃したくないので、西岸のまま沖に出る。風の中スローも厳しいので、活性がある間限定でツノにチェンジ。5,7色で4~4.5キロで引き周る。が、ことごとく失敗。ついには魚探に影も形も映らない沈黙の春モードに。その後、東岸に渡るも、後の祭り。反省しつつ島の沖を通ってトリカブトを目指す。ルアーはシェルに復帰。
再度T師匠から受電。「Y村さんが獲りましたよ。」(釣りそうなオーラ出てましたよ・・)「トリカブト、5.5色」おー、それ、今やってる行為そのものだよ!というか、さっきもそれずーっとやってたよ!釣りとはこうしたものである。結局5時間以上のノーピクで身も心も冷え切り、傷心の帰港。状況は思ったより厳しいが、サクラが確かにいて、十分に期待できるだけの確率が各アングラーには与えられている。ここまで苦節数年の経験が「ここが勝負どころだ!絶対粘って釣れ!」という強い確信が冷え切った心の中でチラチラと燃えてくる。ということで午後の残業決定。
実は午後には伝説がある。今期に限っての、というか今の水温期限定だと思うが。詳しくは述べないが、とにかく福井ボートさんとアングラー仲間の皆さんのお陰で様々な偶然が伝説になり理論になっていく。ということで理論に則り、午後の出航。気温も上がり、風は静穏。シェルでスローがやりやすい。普通は期待薄い午後一であるが、こちらは何やら確信を胸に秘めている。魚探はあいかわらず沈黙の春モード。百貫折り返しで沖から旗ブイを巻いてトリカブトを目指す。2時を過ぎてもモードは不変。三石を目指すか、トリカブトの馬の背(午前中はサクラの捕食シーン!?としか思えないような光景の影絵が映っていた)をかすめて白浜沖通過を狙うか迷ってトリカブトコースへ。左舷5色夜光、右舷4色アワビ、速度3.0キロ。馬の背15mラインをかすめられるようコース調整に入った直後、左舷がgi-iiiii!と入る(先週からの沈黙の末に訪れるこの瞬間!たまらん!!!)。ロッドを持つ。乗っている。ハンドルに手を掛けるが巻けない。どころか、一瞬にして10ヤード分はラインを引き出される。本当に弾丸のような速さと重さ。クラッチを切り、純粋にルアーフィッシングとして対決する。リーダーになってからも何度も潜行してはラインを引き出す。ヘッドシェイクも凄まじく、あー、長年トラウトのルアーフィッシングやってきてよかったなー的なスキルの集大成と感慨をもって無事に(しかも120%楽しんだ上で)ランディング。残業1時間の成果。本当にこの釣りの素晴らしさをしみじみ。
あらゆる条件で見て今の芦ノ湖は理想のフィールドなのだが、今の状況までの苦労を思えば漁協のみなさん、関係者のみなさんには感謝の気持ちで一杯である。
47.5cm 1550g であるが、この小さい顔にこの体高。尾びれの付け根の筋肉がモリモリのロケットサクラ。このタイプの尾びれは引きが強烈という話ですが、実感。

  


Posted by GoFishing! at 08:10Comments(0)芦ノ湖

2008年04月13日

情報蓄積

の一日となってしまいました。今期3回目の芦ノ湖(4月12日土曜:濃霧小雨)。戦果的にはノーヒットノーラン、というか完全試合されてしまった。サクラを狙っているとサクラorナッシング、みたいな覚悟はできるのだが、当たりさえない半日は結構疲れる。
さて、状況だが先週よりは水面を漂うワカサギは目に見えて減少した。立岩、禁漁区あたりで顕著だったターンオーバー(スクリューの水流の中でオロが舞っている状態だった)での濁りも落ち着いて、最初は釣りやすくなったかなー、とも思ったが、大間違いであった。釣りづらい方向に落ち着いていたとでもいうか。先週は見られなかった表層ワカサギの捕食シーンは多々見られ、トラウトがこの無料エサの利用法にも通じてきた様子。立岩近辺の湖底は実水深より2~3メートルほど嵩上げしたグレイラインがずーっとビッシリと表示される。どんだけ、ワカサギいるんだ!!
朝一は本命らしき反応は箒沖にいくつか探知。13~16メートル。ヒメの魚群は三石~トリカブト~箒が良く、百貫~禁漁区はあまりよくない。全体に魚が箱根湾よりに寄っていた。しかも、旗ブイを挟んだコースあたりの反応も多く、過度に沖を通らずとも。トリカブト箒間は8m前後にいい感じの固体がいくつか映る。実績も裏付けているし・・。ヒメのタナはバラけているが、圧倒的に8~10mが多かった。12~15mもそこそこで、2極化している。サクラはそれぞれのちょっと下という気がする。
さて、実釣では両方を睨んで5色、8色ともにアワビで開始。前回掛けたナロータイプ5センチを8色StillBreakerに。速度は3.2キロ平均。とにかく沈黙。霧、小雨、寒い。途中、ウッドベイト投入、夜光(細身のレイラインタイプ)投入、タナの微調整、できるかぎりのことを試みるも、とにかく微動だにせず。
基本的に実績ポイントがヒメトロコースとかぶっており、さらに悪いことに(本当は良いことだが)ヒメが釣れているだけに、猛烈に込んでいる。自由なコース取りはまったくできない。一方、何度かヒメトロ船に後ろを横切られて全速で回避したり、とにかく釣れる気配なし。最後のとどめにラジコンボートレースが・・・。この爆音にあっては、繊細なサクラマスのこと、「ルアー相手にスポーツするには、あまり良好な状況ではなさそうだ」と感じるにちがいない。
こうなると、空いているとこ狙いで狢窪、白浜、と転戦するも戦果なし。しまいには速度落としてヒメと両面待ちを・・などと悪い誘惑も覚えるが、この誘惑に勝つのが今年のテーマだ。結局、潔く討ち死にで終了。午後に空く期待もあったが、結構な疲労感だったので昼上がり。と、自分的にはどっさりと情報蓄積はできた。そのうちヒメマスはさらに太ってからまとめて駆逐するとして、これも春先から群れの状況を丹念に情報蓄積していくのが吉となる。
おっと、魚探の無残にちぎれたワニグチの修理と、Garmin用にエネループ(1戦ごとの充電が必要と判明!)に60センチ対策のクーラーと、漁師モデルの雨合羽と、次回までの戦備の拡充も怠れないなぁ。トローリングにはゴアテックスまったく通用せずとは、毎回痛感する。特にイスの座面に水溜りができるような日は(今日はよかったけど)。  


Posted by GoFishing! at 12:34Comments(0)芦ノ湖

2008年04月09日

50の壁

先日のサクラマスの画像をUP。デップリメタボな写真より、このクラスらしい精悍なショットを載せておこう。49.5センチ、1850グラム(検量:福井ボート様)。プロポーション的には最高な感じ。ファイトも速さと強さがあってよかった。特筆すべきは成熟段階で、白子はほとんど未熟な状態だった。もう1年とはいかないまでも、まだまだ成長の余地がある固体だった(生簀に3時間ほど生かしておいたにもかかわらず、胃の中はワカサギが10匹ほど)。めっちゃ楽しみだー。サクラは当分咲き続けるぞー!今日も49.7が出ている(これでも50と言わないところ、師匠らしくて良い!)。この寸止め状態が続いた先に、貫禄のゴーマル越えが出ますね。かなり近いうちに。去年の初夏に放流されたときは7センチミノー(しかもシルバークリークミノーね)そのものだったのに。。と、芦ノ湖産サクラに驚嘆。


Posted by GoFishing! at 23:23Comments(0)芦ノ湖

2008年04月08日

サクラの季節

4月6日(日)ほぼ一ヶ月ぶりの芦ノ湖。またも新月の釣行となった(やはりちょっとは関係あるのかな、と思ってきた)。サクラはコンスタントに釣れてはいるが、このところレッドコアでの釣果を聞かなくなった。おそらくワカサギの接岸がピークなのだろう。午前5:30分すぎ、無風の鏡のような湖面に乗り出す。冷気が澄み切り、なんとも気持ちが良い朝だ。早朝到着時の気温は1.5度。表水温は8度を下っていそうだ。このところは箒~百貫コースの深めを叩くのが主流で、多くのトローラー諸氏が連日叩いて回っているようだが、しばしレッドコアは沈黙しているようだ。一方でヒメトロで掛かったり、ハーリングで掛かったりと一貫性がないので戦略は立てづらい。とりあえず基本線を外して反対周りで行くことにした。左舷7色アワビ、右舷5色アワビ。小島・大島を舐めて山のホテル、成蹊、山神、龍宮、プリンス、和田の角、蛙石。平均ペースは3~3.2キロ。あれっ、ピクリともしない。魚探にも影も形もない。湖面には産卵を終えて弱ったりご臨終のワカサギがドッサリ漂っている。が、トラウトのライズはなく、鏡のまま。難しい。自分がサクラなら、わざわざ苦労せずとも弱ったワカサギを拾い食いするよなぁ。この状況は、多分表層を引いても釣れない。ここまでの掛け上がり絡みも通用してないし・・。とにかく、これまでのデータは通用しない。前回同様、日陰の寒さが身にしみてきてサイドチェンジ(少しは学習しなさいって!)。
立岩から禁漁区沖へ。ついに魚探で敵機らしき影を捉える。15メートルライン。本命っぽい。沖目の深棚、なるほど、反応は実績どおりだ。右舷はここで8色へ。問題はそこを攻めても釣れないということだが、いる所を攻めなければ撃沈もできないわけで。禁漁区中間で僚船大ベテランのA澤さんと情報交換。「10色でデカイのバラしたよ!」先々週に1本釣っている方の話なだけに、乗ってみる価値はある。そうは言ってもこの季節10色までしかリールに巻いてないし、バッキングラインまで出して引っ張るのは好きではないので右舷9色とする。
結局何も起こらず百貫の沖ブイまで到達。本命らしき反応を時おり魚探が捉えるが当たらない。ここでS川ガイドとすれ違うが、いつものごとく、S川ガイドの後ろには船団が・・。口頭での情報交換は控える。と、S川さん、手を50センチぐらい(に見えてしまう!)に広げて何かジェスチャーしている。「えっ、獲った?!」後で聞いたら、これはこちらに「獲った?」と聞いていたいたらしい。でも、その直後、S川さん、獲ってたんですね。。さすがです。
沖ブイから箒に近くなったあたりで、飽きてきたってのもあるが、「口を使わないなら・・」とリアクションバイト試みることにした。自分の場合はS字スラロームやSTOP&GOをよく試みるが、中のホンマスがルアー回収中の巻き上げにやる気満々でチェイスしてくるのを何度か見ていて、サクラ系にはダッシュ作戦が有効に思える。速度3.0キロからしばしスロットルを開いて4.3キロへ、そして3キロまで戻す。と、普通はテンションが戻るはずのロッドが、逆の動き、というか、叩かれたように引き込まれる。絵に描いたように9色(StillBreaker)が沈黙を破った。ロッドを持つと、9色先での激しいヘッドシェイクが明確に伝わってくる。ドラグを適量に締めながら一定のテンションで騙しだまし巻き上げる。とにかく水面までは不気味なほど従順に上がってきた。と、さすがにリーダーに入った瞬間、20ヤード向こうで銀色の弾丸が派手に横走りを披露してくれる。「うおーー!」思わず歓声を上げつつの最高のファイト。シーバスロッドさながらにロッドで魚をコントロールしつつ寄せる(このロッド、肉弾戦での取り回しがトロロッド離れしている!)。浮かせてテコの原理でスイとネットに滑らせて収める(そうそう、ヘラ鮒みたくですよ)。
「あれっ、獲っちゃったよ。」的な真っ白な気分。圧倒されるその魚体にしばし見惚れる。先月の清潔感あふれる魚体にも感動したが、この迫力、そうそう、これがサクラだよ!メタボでもない力強い太さ、美しさ。まさに至高のターゲットの姿でありました。というわけで7:30でミッション完了。帰りがてら一流ししようかな、とやっていると師匠から入電。「どうすか?」「えっ、なんで知ってるの、釣れたこと」「え、S川さんが釣れたから情報入れようと思って掛けたっすよ。」と、S川さんが釣ったのは自分が掛けた6分後だった模様。時合ってあるんですね。その時間にこのポイント通っててよかった。。ほんと運も必要です。この魚を獲るには。魚の写真は後日、入手してからUP予定。サイズも。とりあえず、今夜の小生の酒の肴の写真で代替しときます。  


Posted by GoFishing! at 00:49Comments(0)芦ノ湖

2008年03月08日

上々な始動

いよいよ芦ノ湖のシーズン開始。例年、3月中は引っ張り(トローリング)はやらないのだが、こう順調にサクラマスが釣れているという情報を目にしてしまうと出撃せざるをえず。朝の芦ノ湖は晴天氷点下4度。ただし無風で厳しい寒さというわけではなかった。今期のサクラ狙いのスタートはマリーナ前からと昨秋から決めていた。ワカサギ釣りの魚探に頻繁に「それっぽい」魚影を捉えて気になってしかたがなかったのだ。朝6時過ぎ福井ボートさんで情報を仕入れ、状況を頭にしっかりインプットしてから出船。成蹊沖まで全速で飛ばす。左右の布陣は左舷夜光3.5色、右舷アワビ4・5色で開始。セット完了で山神沖から15mラインを通過していく。水温6度台の引っ張りは初経験だったが、案の定、魚の活性が低いので相当なスローを強いられる。3キロ未満を目標にGARMINと睨めっこしながらの操船となる。昨シーズン4~5キロぐらいのペースが体に浸み込んでしまい、なかなかスローがじれったい。
プリンス沖3.5色でファーストヒット。35センチほどのヒレピンの虹。しかし、その後沈黙のまま樹木園まで過ぎる。次第に寒さが堪えてくる。九頭竜まで行かずに対岸(日向!)に渡る。三本杉、立岩と何事もなく通過。ここまで好調と聞いていた中層には魚探に何の反応もなし。禁漁区沖途中でようやくヒメマスらしき魚群(20m付近)を捕捉するも、今日は興味なし。ここで作戦変更第一陣。左舷3色、右舷5色で少しだけメリハリをつける。禁漁区沖でUターンして立岩から亀ヶ崎へとワカサギの接岸絡みの水深を辿って行く。少し沖に膨らむと3色には虹が当たる。放流らしきレインボーを2匹追加。乗らない当たりも幾つか。(おそらく1~2色で虹は量産可能な感じ)それにしても本命の影も形もなし。マズメ時は浅場でワカサギを追っているようだが、晴天で朝9時ともなると狙いを変える必要がありそうだ。かけ上がり絡みで水深17~20mのボトムあたりでいい感じのワカサギボールを幾つか捕捉していたので、狙いをこちらに切り替える。左舷7色、右舷5色に落として勝負。も、当たりなし。そうこうしているうちに南西の風が強くなり、再度九頭竜側にサイドチェンジ。九頭竜から雰囲気ありありの樹木園ワンドまでノーピクで通過。その後もかけ上がり絡みを丹念にスローで流す。時間はすでに10時半。「今日は午後まで残業か・・」と覚悟しつつ蛙石に差し掛かったとき7色にドスンという重量感のある当たり。ドラマは何の前触れもなく突然に訪れる。それがこの釣りの醍醐味。と、言っても何も起こらないままタイムアップ、という日の方が多かったりもするのだが。。
70ヤード分のレッドコアラインの重みを差し引いても、40センチそこそこのサクラにしては重い引き。ブラウンの50絡みか?とも思ったが、リーダーに入ってからの何度も突っ込むスリリングな引きでサクラと確信。浮上してきたのは弾丸のような体高のサクラマス。安全を期してラバーネットで確実にランディング。生簀に放り込んで勝負あり。残業どころか早上がりとなり、シーズン初日でノルマ達成となりました。桟橋で記念撮影。42センチ1kgながら、惚れ惚れとする美しい魚体。ホッとしたというのもあるが、それ以上に何とも表現しようのない込み上げてくる嬉しさ。「よっしゃー!」って感じでしょうか。たまたま戦略がはまって釣れましたが、逆に偶然では釣れない感じがしました。福井ボートさんとアングラーの皆さんに感謝!!さて、あとは50超え、じっくり狙います。クライマックスはまだまだ先。解禁から1週間ですから。今年の芦ノ湖は3月からサクラ咲いてます。  


Posted by GoFishing! at 21:25Comments(0)芦ノ湖

2008年02月24日

芦ノ湖解禁目前

GoFishing!のGoです。関東では春の嵐が吹き荒れましたが、お日柄もよろしく芦ノ湖では恒例のルアー・フライ特別解禁のイベントが開催されました。自分は通年ほとんどトローリングで芦ノ湖を楽しんでいるのですが、初っ端だけは初心に戻って必ず陸っぱりのルアーキャスティングにしています。ヒットの瞬間の快感とウエーディングでのファイトは、やはり独特の魅力ですからね。さて、近年の芦ノ湖ですがバブル期の管理釣り場的状態から自然の食物連鎖が機能するフィールドへと変貌しつつあり、釣る側も思考を変えていかないと・・と感じます。実際、去年の秋はキャスティングでヒレピンのレインボーや美しいブラウンが相当キャッチされてましたし、サクラマスもキャスティングで可能性があるほど個体数が育っているし。
さて、今年は湾内の放流レインボーは捨てて山のホテル前の岬(右手砂地交じりのワンド、左手岩盤のシャロー)に立ち込みました。左手から西風を受けていて非常に期待できたのですが・・。思惑通り、開始早々はブラウンがかなりチェイスしてきます。が、どうも活性が低い。ミノーだと追いきれないし、スプーンだと立ち込み位置までチェイスはしてくるものの口を使わない。どうにかこうにかスプーン(PURE7グラム、カラー:GO、フック:自作スイミング赤針×2)で46センチほどのブラウンをキャッチ。その後、岬左手に沿って同スプーン遠投で40センチほどのレインボーをキャッチ。この魚は素晴らしいファイトで、最初の30分でほぼ満足。が、その後は沈黙。時折、ブラウンが追っている気配はあるのですが・・。昼以降に活性が上がることを期待してのんびりしていると、始まりました。強烈な富士下ろしが!ボートの諸氏は命の危険を感じられたのでは?こんなに荒れた芦ノ湖は初めて見ました。荒れを味方に40センチ弱のブラウンをキャッチして、そそくさと撤収。暖かくも厳しい天候に翻弄され、半分も楽しめなかった感じですが、釣りとはこうしたもの。とはいえ、今年の芦ノ湖には期待しています。解禁までいよいよ1週間!  


Posted by GoFishing! at 12:07Comments(2)芦ノ湖