2009年03月07日
最高の瞬間
長文なので結論から先に。

芦ノ湖解禁後初釣行。
無論、最初からサクラしか狙っていない。
が、現状での情報は明らかに不足。福井さんのところで
珍しくまだ出ていない、ということもあり、もう少しレッドブックの
記録が増えてからにしようかなーとも思っていた。
しかし、年間大物賞に47.5がエントリーされた、という時点で
今週の釣行を決めていた。
状況的には朝で気温4度、午前中には10度まで上がるという気温が
好材料。が、曇り時々晴れで無風、ベタ凪、鏡のような湖面。とても
3月の釣りという感じはしない。気圧配置的には朝まで強風が残りそうな
感じだったのだが。が、それも北よりの風でしかない。
盤洲干潟が南風が吹き荒れると一気にシーバスが入ってくる、のような
好転条件があったわけではなく、苦戦は止む無しと思いつつの出船。
6時スタート。
狙うは立岩~小杉~Uターンでプリンス沖まで。これは机上予測の通り。
思いの他空いていたので、ニューエンジンを滑らかに駆って箒まで飛ぶ。
4色アワビ:新兵。7色アワビ:ベテラン(去年の今日、サクラを仕留めたエース)。
スピードは3.0キロ。
箒、百貫は、この時期は振るわないポイントだが、朝一に通過すれば何が
起こるか解らない実績ポイント。が、何も起こらず。
百貫通過後に巻き上げてエンジン全開。禁漁区最後の3つ目のブイから再び
流す。が、運悪く立岩にはフライキャスターのボートが!!。角をかすめたかった
のに・・。やむを得ず沖に迂回し、三本杉に迫る。4色新兵にトンでもないアタリ。
時に7:00。
暴れるとリールが巻けないほどの重量感に加えヘッドシェイク。が、周波数が
本命より少しユルイ気がする。リーダーまで来てもジャンプせず、潜ろうとする
ファイト。しかも銀色。お、お、あ、あれれ、まさか1本目から???
が、船縁まで寄せると例によってレインボーであった。キャスティングで釣って
いたら家宝モノの凄まじい体高のグッドコンディション。だが、こっちはイヤーな
予感だよ。まったく。

ざっくり測って57。ヒレピンで60近いと、さすがに手強い!
スティルブレイカーでいいファイトを堪能した。
さ、これでサクラ上げる準備運動は完了?!
で、小杉でUターン。本命サイドの東岸へ。
ここまでの索敵状況。はっきりいって禁漁区まではオールクリア(異常なし!)
立岩~小杉の水深20~22を通ったが、ボトムにワカサギの帯。時折15mレンジ
あたりにベイトボールも見られる。(本命反応はキャッチしなかったが、かなり怪しい)
ちなみに入れ食いのはずの5mレンジはあまり反応なし。
キャスティングで激混みの九頭竜を横目に樹木園沖を目指す。緩やかなバンクの
20mラインを辿る。おー、ブラウンっぽい反応とかベイトボールとかあるじゃん!と
思っていると、ついに15mに本命らしきオーラを放つ「へ」の字を発見!!!!!
(去年は大場所では8~12mラインでボコボコ反応出てたから、今年は個体数は
少なそう)
右舷70を80ヤードへ。船速を2.5~2.6まで落す。
待つ。そろそろか?リーダー20m近いからなぁ・・そろそろ??
で、gi-iiii!!!と予定通り?入る。
(最高の瞬間その1=ほとんど麻薬的)
ロッド保持。手ごたえ!この瞬間からニジではないことを確信している。
左舷40ヤードは放置したままアイドリングまで絞り沖へ向けながらファイト開始。
最初の抵抗は強烈だったが、さっきのレインボーと同程度の感じでリーダーまで
入る。が、そこからが激しい。その時点では一目で見間違うこと無い氷のような
ブルーイッシュ・シルバーの魚体を確認済み。
おまけに潜るときに水面から刺さりそうな鋭角に尖った尾鰭が見えてしまった。
(最高の瞬間その2→だが、安心するのはまだ早い!)
そこから何度もドラグを一気に引き出されボート下に潜られる。
そのパワーとスピード。
幸いにもトリッキーな動きがなかったので落ち着いてじっくりと弱らせて浮かせて
よっこらしょ、とネットイン。「で、でかーーーー」
さっきのヒレピン・ニジにはそそくさとイケスから退去していただき、そこに本命を
お招き。
(最高の瞬間その3:ふーーーという安堵感。獲得した、という実感。)
時に7:30。
サクラを追う、という行為は1年間報われないこともザラである。実際自分は何年も
かかった。さて、今年は手にするまでにどれだけの時間を要するのだろうか?
4月後半か、5月か、6月に入るか、それとも釣れずに終わるのか??
答えは90分であった。
というわけで、速攻で帰港。
写真撮影のため先端桟橋へ。まさにウイナーズサークル。
タツヤ師匠もおかみさんも凄く喜んでくれた今期第1号。おまけにこのサイズ!
がっちりと握手して喜びを共有。
(最高の瞬間その4:いつも素晴らしい写真を撮ってくれて、魚にも供養になるというもの)
あとはボート小屋で祝勝会である。多くの方に魚を見てもらい祝福してもらい
運のお裾分け(分けるほどは持っておらんよ!たぶん)しつつ、余韻に浸る。
(最高の瞬間その5:今年も何度かやりたいな)

55センチ、2120g(漁協現認)
2年連続で年間大物賞エントリーの栄誉。
去年は1週間後とかに林さんが54を釣ったので短い天下だったが、今年も
どんどん凄いサイズが出て欲しいものだ。もちろん自分でも更新したい。
ちなみに最高の瞬間その6は、この刺身を肴に一杯でしょう!
芦ノ湖解禁後初釣行。
無論、最初からサクラしか狙っていない。
が、現状での情報は明らかに不足。福井さんのところで
珍しくまだ出ていない、ということもあり、もう少しレッドブックの
記録が増えてからにしようかなーとも思っていた。
しかし、年間大物賞に47.5がエントリーされた、という時点で
今週の釣行を決めていた。
状況的には朝で気温4度、午前中には10度まで上がるという気温が
好材料。が、曇り時々晴れで無風、ベタ凪、鏡のような湖面。とても
3月の釣りという感じはしない。気圧配置的には朝まで強風が残りそうな
感じだったのだが。が、それも北よりの風でしかない。
盤洲干潟が南風が吹き荒れると一気にシーバスが入ってくる、のような
好転条件があったわけではなく、苦戦は止む無しと思いつつの出船。
6時スタート。
狙うは立岩~小杉~Uターンでプリンス沖まで。これは机上予測の通り。
思いの他空いていたので、ニューエンジンを滑らかに駆って箒まで飛ぶ。
4色アワビ:新兵。7色アワビ:ベテラン(去年の今日、サクラを仕留めたエース)。
スピードは3.0キロ。
箒、百貫は、この時期は振るわないポイントだが、朝一に通過すれば何が
起こるか解らない実績ポイント。が、何も起こらず。
百貫通過後に巻き上げてエンジン全開。禁漁区最後の3つ目のブイから再び
流す。が、運悪く立岩にはフライキャスターのボートが!!。角をかすめたかった
のに・・。やむを得ず沖に迂回し、三本杉に迫る。4色新兵にトンでもないアタリ。
時に7:00。
暴れるとリールが巻けないほどの重量感に加えヘッドシェイク。が、周波数が
本命より少しユルイ気がする。リーダーまで来てもジャンプせず、潜ろうとする
ファイト。しかも銀色。お、お、あ、あれれ、まさか1本目から???
が、船縁まで寄せると例によってレインボーであった。キャスティングで釣って
いたら家宝モノの凄まじい体高のグッドコンディション。だが、こっちはイヤーな
予感だよ。まったく。
ざっくり測って57。ヒレピンで60近いと、さすがに手強い!
スティルブレイカーでいいファイトを堪能した。
さ、これでサクラ上げる準備運動は完了?!
で、小杉でUターン。本命サイドの東岸へ。
ここまでの索敵状況。はっきりいって禁漁区まではオールクリア(異常なし!)
立岩~小杉の水深20~22を通ったが、ボトムにワカサギの帯。時折15mレンジ
あたりにベイトボールも見られる。(本命反応はキャッチしなかったが、かなり怪しい)
ちなみに入れ食いのはずの5mレンジはあまり反応なし。
キャスティングで激混みの九頭竜を横目に樹木園沖を目指す。緩やかなバンクの
20mラインを辿る。おー、ブラウンっぽい反応とかベイトボールとかあるじゃん!と
思っていると、ついに15mに本命らしきオーラを放つ「へ」の字を発見!!!!!
(去年は大場所では8~12mラインでボコボコ反応出てたから、今年は個体数は
少なそう)
右舷70を80ヤードへ。船速を2.5~2.6まで落す。
待つ。そろそろか?リーダー20m近いからなぁ・・そろそろ??
で、gi-iiii!!!と予定通り?入る。
(最高の瞬間その1=ほとんど麻薬的)
ロッド保持。手ごたえ!この瞬間からニジではないことを確信している。
左舷40ヤードは放置したままアイドリングまで絞り沖へ向けながらファイト開始。
最初の抵抗は強烈だったが、さっきのレインボーと同程度の感じでリーダーまで
入る。が、そこからが激しい。その時点では一目で見間違うこと無い氷のような
ブルーイッシュ・シルバーの魚体を確認済み。
おまけに潜るときに水面から刺さりそうな鋭角に尖った尾鰭が見えてしまった。
(最高の瞬間その2→だが、安心するのはまだ早い!)
そこから何度もドラグを一気に引き出されボート下に潜られる。
そのパワーとスピード。
幸いにもトリッキーな動きがなかったので落ち着いてじっくりと弱らせて浮かせて
よっこらしょ、とネットイン。「で、でかーーーー」
さっきのヒレピン・ニジにはそそくさとイケスから退去していただき、そこに本命を
お招き。
(最高の瞬間その3:ふーーーという安堵感。獲得した、という実感。)
時に7:30。
サクラを追う、という行為は1年間報われないこともザラである。実際自分は何年も
かかった。さて、今年は手にするまでにどれだけの時間を要するのだろうか?
4月後半か、5月か、6月に入るか、それとも釣れずに終わるのか??
答えは90分であった。
というわけで、速攻で帰港。
写真撮影のため先端桟橋へ。まさにウイナーズサークル。
タツヤ師匠もおかみさんも凄く喜んでくれた今期第1号。おまけにこのサイズ!
がっちりと握手して喜びを共有。
(最高の瞬間その4:いつも素晴らしい写真を撮ってくれて、魚にも供養になるというもの)
あとはボート小屋で祝勝会である。多くの方に魚を見てもらい祝福してもらい
運のお裾分け(分けるほどは持っておらんよ!たぶん)しつつ、余韻に浸る。
(最高の瞬間その5:今年も何度かやりたいな)
55センチ、2120g(漁協現認)
2年連続で年間大物賞エントリーの栄誉。
去年は1週間後とかに林さんが54を釣ったので短い天下だったが、今年も
どんどん凄いサイズが出て欲しいものだ。もちろん自分でも更新したい。
ちなみに最高の瞬間その6は、この刺身を肴に一杯でしょう!
Posted by GoFishing! at 22:29│Comments(1)
│芦ノ湖
この記事へのコメント
おめでとうございます!!そして、いいなあ^^
当日、同じくひたすらサクラ狙いをしていた黄色いかっこしてたもんです。
毎年この時期は仕事お休みを一週間とって芦ノ湖通いの(←ア〇)勝負してたんですが・・今年は体力的につらくなって3日でした。3日間、ウエーディング、ボートキャスト、トローリングとやってました。釣果は・・うーん。トロはすでに今期4回チャレンジしましたが。
お見事です。そして感謝です。今年の夢が大きくふくらみました!!いや、解禁で38cmのサクラを見たときはあれ?小さい?今年は去年より育ってない?じゃあ、トローリングはやめて、ウエーディングにしぼるかとなやんでたのですが・・(47cm釣れた話でやる気がでてきた) 今回のこれです!!
いや、いや、最高です。まだまだがんばってぼくもこんなサクラに逢いたいす!!
昨年から非常に参考にさせていただき、共感させていただいてる本ブログですが、今期のおおお!!が失礼ながら、貴殿でとてもうれしく思います。一読者にすぎませんが常日頃読ませて頂いてるため、知人、友人のような気持ちになってますので。
で、ずうずうしくも一つお尋ねしたいのですが、ヤードは水面でみてますか?リールのとこですか?水面じゃないとまた頭で色々考えないといけなくて悩んじゃうもんで^^・
でも東岸か~~。思いもしなかったなあ。僕の狙いは完全に立岩、3色と6色だったんですが^^。ちなみに速度は2.5-4.2kmダッシュ作戦でした^^
今後とも大いに楽しませていただきます。芦ノ湖でお会いしたらご挨拶させていだだきますね!!では。
当日、同じくひたすらサクラ狙いをしていた黄色いかっこしてたもんです。
毎年この時期は仕事お休みを一週間とって芦ノ湖通いの(←ア〇)勝負してたんですが・・今年は体力的につらくなって3日でした。3日間、ウエーディング、ボートキャスト、トローリングとやってました。釣果は・・うーん。トロはすでに今期4回チャレンジしましたが。
お見事です。そして感謝です。今年の夢が大きくふくらみました!!いや、解禁で38cmのサクラを見たときはあれ?小さい?今年は去年より育ってない?じゃあ、トローリングはやめて、ウエーディングにしぼるかとなやんでたのですが・・(47cm釣れた話でやる気がでてきた) 今回のこれです!!
いや、いや、最高です。まだまだがんばってぼくもこんなサクラに逢いたいす!!
昨年から非常に参考にさせていただき、共感させていただいてる本ブログですが、今期のおおお!!が失礼ながら、貴殿でとてもうれしく思います。一読者にすぎませんが常日頃読ませて頂いてるため、知人、友人のような気持ちになってますので。
で、ずうずうしくも一つお尋ねしたいのですが、ヤードは水面でみてますか?リールのとこですか?水面じゃないとまた頭で色々考えないといけなくて悩んじゃうもんで^^・
でも東岸か~~。思いもしなかったなあ。僕の狙いは完全に立岩、3色と6色だったんですが^^。ちなみに速度は2.5-4.2kmダッシュ作戦でした^^
今後とも大いに楽しませていただきます。芦ノ湖でお会いしたらご挨拶させていだだきますね!!では。
Posted by サスライ at 2009年03月08日 22:46
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