一時休戦

GoFishing!

2009年05月10日 19:34

今週はサクラ戦線から一時離脱し家族サービス。
サクラはサクラでも芝桜と山桜を愛でにレジーナの森へ。
と、大義名分は家族サービスになっているが、家族を温泉とプールに
放流した後は夕食までの自由時間!!

当然のこと鶴沼川が待っている。しかも5月中旬!!
が、とてつもない高温・カンカン照り。しかも雪が少なかった今年、
やはり減水。本来は盛期のカディスでの釣りが良い川で、今頃なら
プラッギングも最高。フライは支流の方が面白いのだが、今年は
本流すら流れがトロ過ぎるほど。
それにしても、やはり川に入るだけで気持ちが洗われる。
釣りの良いところは、魚を狙っている時は他の事を一切忘れること。
しばし、サクラの事は忘れて、渓魚の可愛い顔を追い求める。



<15時すぎ入川 白昼の鶴沼川上流部(ヤマメ&イワナ混生)>

さて、季節的にはこれ以上はない面白い時期。大型ユスリカ、ヨコバエ、ガガンボ、
カディス、メイフライ各種なんでも流下している。自分が期待していたメイフライは
モンカゲアダルトもチラホラ。クリーム色の#14~#12のダンを中心に出ている
が、やはり夕方のダンの流下がポイントとなる。白昼のトロ瀬はとにかく沈黙。
どこも浅いのでライズしそうなところは絞れるし見えるのだが・・。
15時からしばらくは、とにかく中心となる存在がない。ヨコバエが数的には多いが
この川はやはりカデイス。が、こういう状況ではファジーに見えるフライが強い。
パイロットフライにはアダムス・パラシュート#14を選び、ライズを探し歩く。

とにかくライズを見るまでは釣りはしないのが信条。が、こういう日は本当に日没
までライズしないんだよなー。与えられた時間制限は18時上がり(普通なら始まる時間)。
ま、イワナなら気まぐれにライズしているかも。と思いイワナの付きそうな物陰を
中心に見て回る。して、16時。ようやくストラクチャーを巻き込んだ流れで1つライズ
を発見。じっと岩陰から窺うと、散発だが、いかにもカディスの水面がらみのライズ。
この巻いた流れは長いドリフトは無理で、いわゆるノック方式とショートドリフトで
攻める。岩のお陰で至近距離まで詰めることができたので楽!



<写真の手前が浅く、奥が流れ。丸囲みがイワナの着き場所。緑色の○でライズ。
 沈んだストラクチャ越しにフライを流すのは至難だが、物陰の魚はこっちサイドから
 攻める。反対側から流すのは容易だが、見つかる!気がして・・>

一発目でバシャと出る。合わせるが乗らず。しかも少しリーダーの水切りが悪かった。
しばし隠れて様子を見るとライズ再開(ほー、よかった)。
お決まりで、ストラクチャーの横を流れたフライがほんの少し反転流に巻き込まれた
瞬間に下からすーっと浮いてきて喰わえる。レギュラーサイズのイワナ!
が、またもすっぽ抜け。顔まで見たのに!!
実にこの魚、4回もフライに出て掛からず。さすがに沈んでしまった。

あきらめてさらに上流を見るも、やはりライズまでは時間がかかりそう。
16時30分。さっきのイワナのところへ戻る。
ライズはない。が、いる場所は判っている。
とりあえず、ラインに流してみると、一発で出た!しかもフッキング!!
小気味良い引き!!!ネットイン(芦ノ湖のセブンイレブンで購入した安物ネット)。
おー!会いたかったよ、君に。可愛い岩魚。



癒されるなぁー、この顔。



<レギュラーサイズ =旨そう だがノータッチリリース>

さて、となるとヤマメの顔が見たくなる。早くイブニングよ来い、できれば18時までにライズ
始めてくれーーー。
型は期待できないが、確実にライズが始まるはずの支流へ引越し。
30分以上待つ。トローリングを攻めの釣りとすれば、これは待ちの釣り。

それにしても流れが弱く浅く澄み切っている。見渡す限りライズはない。
どうやらダンの流下も今日は期待薄。
が、17:30。いかにもヤマメがつきそうなところでバシャ。しばし、バシャ。
「よーし、始まった!」
30分で1匹獲れば良いので、じーっと観察。やはり羽化は見られないので
カディスでよかろう。繰り返してライズしているその先でも小さめのライズ。
よーし、2チャンス!
しかし、場所的にバンクからは接近できず、ウエーディングで忍び寄る。
が、この鏡の水面と静寂の中で、極めて厳しい。ブッシュも多く、真っ直ぐに
アップストリームしかないが、この流れではライン共々流れては出るかな・・。
結局、1つ目のライズはストーキングに失敗し、沈めてしまった。
さあ、あと1チャンス。ブッシュに隠れて間合いをつめることに成功。
そしてぎりぎりの距離からアップストリームキャスト。
投げすぎは禁物!
ちょうどライズリングの少し先に着水。10センチ流れたか流れないかで
バシャッ!と出た。なかなか良い引き。銀色のボディーと可愛いブチ。
ヤマメの顔を拝むことができた。



<これまたレギュラーサイズ>

さ、これから、という時間帯で川を後にするのは実に残念。
が、釣って終わりにできる釣りってのは滅多にないので
気分よく川上がりすることとした。

本日のフライ



とにかく、あらゆる部分をダイエットしたパラシュート。ファジーに使うが、やはり
カディスの川の初期トロ瀬で有効。


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