今年は少し季節が遅れ気味の芦ノ湖。
前回は、10月だというのに婚姻組が混じったが、いよいよ
本格シーズン・イン。水温の低下とともに、今度は痩せていくので
まさに今がベストといえるだろう。
そして、今期も釣果は安定しているのだが、なんと刺身サイズ出没の
話がチラホラ。個人的には刺身サイズは一尺。下手な自分でも苦労
せず刺身にできるサイズ。
福井さんところのHPで手漕ぎ名人の方の釣果がUPされており、
「どー見ても刺身サイズだな」というのが何本か見える、という感じで
出撃。
のはずが、なぜか起きたら5時半。(タラーーっ)
すでに出航してるべき時間じゃないか!
一瞬そのまま寝ようかとも思ったが、刺身サイズの誘惑が勝り、
とりあえずプッシュ気味に走って、どうにか7時過ぎに芦ノ湖到着。
当然の事ながらワカサギ組みも全部出払って、一段落状態。
まずは刺身サイズ出没場所をじっくりと聞く。
「ど真ん中コースのこのあたり」
・・・。
そ、それは、一つ間違うと玉砕コースではないか。
何の目印も無いだだっ広いど真ん中コースのしかも、真ん中。
が、やるしかない。
気が付けば7時半近い。
霧は晴れたが、なぜか強い東よりの風。
横風でしかも追い風という厄介さ。船速が2.9キロも出ている。
が、魚探サーベイのつもりでとりあえず真ん中を進む。
大島の沖から成蹊方面へ向かっているつもりだったが、
とにかく横風が強い。気が付けば箒沖に!
ここに至ってようやくの1匹。中央ゾーンは完全な砂漠状態!
強風風下の箒では釣りにならず、難儀しているところに師匠より入電。
「風ならマリーナ側の方がやりやすいっすよ。」
そうだよね、ということで思い切って横断。
途中、ど真ん中過ぎるとイイ反応が出始めるが、不思議と当たらず。
「こ、これは数釣りはあきらめて一か八か刺身狙い」
それにしたってあまりにも当たらないので揚げて見ると、左右とも
チビヒメが付着している。「君たちかーー(泣)」そりゃ、釣れない。
もう8時半だよ!
と、当たらない理由が判明し、除去もできたので、さあ仕切りなおし。
反応から15mレンジを狙うのが最適な状況。
60号錘で左舷22m、右舷20mで行く。竜宮沖、水深38mから大島方面へ
変針。
ようやく、お待ちかねのヒット!
右舷に。
すかさず、左舷を2m巻き上げておいて、右竿を収穫へ。
いい手ごたえ!、そして、チラチラと左竿を見る。「来ないなあ;」
右を無事に取り込む。丸々と太った28センチクラス。
と、時間差で左にも掛かった!一応、ダブルヒット!
「いい魚じゃねーかぁ!」
その後も9時過ぎまで休む間もなく釣れる。
今日は竜宮から成蹊沖で完全に足止めを食った感じ。本当は、そこからさらに
大島に向かうコースに刺身がいるのだ。
9時半には天候が回復し、当たりも遠のく。
最後は10時過ぎに本日3度目のダブルヒット(またも28センチクラス)。
これにて定数(15)で帰還。
1・5時間の出遅れで1.5時間の早上がりができたのは良かった。
結局、尺サイズは来なかったが、30センチクラスが3本入って、刺身は
楽しめそうだ。
そして、今度こそ干物を完成させねば。
全部が銀毛。
チビが3本混じったが、チビも太っていた。
(15mレンジ攻略)
・船速:1.8キロ(逆風)時 22m
・船速:2.2キロ(順風)時 25m
by 60号