銀メダルは取れずも、金メダル

GoFishing!

2008年05月04日 22:20

今期芦ノ湖7回目釣行。2日前からの北東風が残り、のち東または南東よりに強風。タップンタプンの辛い釣行となった。が、暖かいのでさほど苦にはならない。さすがに晴れ間がのぞくとGWらしい陽気。
朝一は大島周りに賭ける。最近、朝一で箒百貫に突入しないパターンになっているが、これははっきり裏目だった。朝一に僚船はN田氏が百貫で、A澤氏が禁漁区でサクラをゲットしていた。自分は、といえば魚探の反応も無いなか、島の15m絡みを探ってウグイ2匹・・。もう夏ですか??かなりへこむ。
反省して箒に向かった頃には後の祭り。釣れども釣れどもニジ、の生活が始まり、悪夢がよみがえる。今日は全体に10m前後のこれまでの定番の反応は少なく、上は6m~下は15mと、かなりバラけた反応。的を絞れないまま、6,7色3.8キロというこれまでの定番でひたすらに引っ張る。やがて、東の風で大荒れとなり、横風を受けながらのトローリングは困難なほどになる。途中、箱根湾に避難して13~15mラインをみっちりやるも、まったく反応なし。ベイトさえ映らない。
この状況では東西に走るしかない、ということで白浜と島の間の往復で粘ることにした。午前10時。ガンガンの向かい風の中で島に向けてトリカブトの東端の岬15mラインをかすめた頃合で「よっしゃー!」的なアタリ。クリッカーが吹っ飛ぶかというくらいにラインが出た。6.5色3.8キロ、夜光6cm。ロッドを握るが、向かい風でのヒットとなったため、ファイト中にラインをスクリューに巻く可能性大。クラッチ切りなら岩場に打ち上げられること必至。とりあえず、沖に出るだけ出て、立岩方面に流れる風に乗ったところでクラッチを切ってボートを流しながらファイト。自分的にはほぼ、サクラ獲ったと思っていた。凄まじい重さで突っ込むファイトを見せるがヘッドシェイクはしない。どうにかリーダーにきても、ガンガンに潜って、ボートの周りを一周されてしまう始末。まったく疲れを知らない異次元の強さ。「なんだこりゃ??」とまったく浮いてこない相手に少し焦ってくる。ようやく水面にきて尖がった尾びれでサクラか!でも色がちょいと違うような・・。思わず偏光グラスを外す。コバルトブルーの極太の魚体に豹柄!!「うおーーー!」驚きながらのネットイン。しばしネットの中の美しき獲物に見とれる。プリンプリンのはちきれそうな筋肉質のボディーに感動!一度、芦ノ湖のこれを釣ってみたかった。ルアーマンとして純粋に憧れる、このシートラウトを思わせるような清冽な魚体。これが、ブラウンか?ショアからのキャスティングに明け暮れていた頃。数え切れないほどのブラウンを釣ってきた。トローリングでもグッドコンディションを何本か手にしてきた。しかし、この魚には心が震えた。サイズ抜きのトロフィー。カッコイイ!!
サクラ(シルバーメダル)は獲れなかったが、じぶんにとってはこいつはゴールドメダルの価値がある。



47.5cm 1650g(検量:福井ボート様)


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