上々な始動

GoFishing!

2008年03月08日 21:25

いよいよ芦ノ湖のシーズン開始。例年、3月中は引っ張り(トローリング)はやらないのだが、こう順調にサクラマスが釣れているという情報を目にしてしまうと出撃せざるをえず。朝の芦ノ湖は晴天氷点下4度。ただし無風で厳しい寒さというわけではなかった。今期のサクラ狙いのスタートはマリーナ前からと昨秋から決めていた。ワカサギ釣りの魚探に頻繁に「それっぽい」魚影を捉えて気になってしかたがなかったのだ。朝6時過ぎ福井ボートさんで情報を仕入れ、状況を頭にしっかりインプットしてから出船。成蹊沖まで全速で飛ばす。左右の布陣は左舷夜光3.5色、右舷アワビ4・5色で開始。セット完了で山神沖から15mラインを通過していく。水温6度台の引っ張りは初経験だったが、案の定、魚の活性が低いので相当なスローを強いられる。3キロ未満を目標にGARMINと睨めっこしながらの操船となる。昨シーズン4~5キロぐらいのペースが体に浸み込んでしまい、なかなかスローがじれったい。
プリンス沖3.5色でファーストヒット。35センチほどのヒレピンの虹。しかし、その後沈黙のまま樹木園まで過ぎる。次第に寒さが堪えてくる。九頭竜まで行かずに対岸(日向!)に渡る。三本杉、立岩と何事もなく通過。ここまで好調と聞いていた中層には魚探に何の反応もなし。禁漁区沖途中でようやくヒメマスらしき魚群(20m付近)を捕捉するも、今日は興味なし。ここで作戦変更第一陣。左舷3色、右舷5色で少しだけメリハリをつける。禁漁区沖でUターンして立岩から亀ヶ崎へとワカサギの接岸絡みの水深を辿って行く。少し沖に膨らむと3色には虹が当たる。放流らしきレインボーを2匹追加。乗らない当たりも幾つか。(おそらく1~2色で虹は量産可能な感じ)それにしても本命の影も形もなし。マズメ時は浅場でワカサギを追っているようだが、晴天で朝9時ともなると狙いを変える必要がありそうだ。かけ上がり絡みで水深17~20mのボトムあたりでいい感じのワカサギボールを幾つか捕捉していたので、狙いをこちらに切り替える。左舷7色、右舷5色に落として勝負。も、当たりなし。そうこうしているうちに南西の風が強くなり、再度九頭竜側にサイドチェンジ。九頭竜から雰囲気ありありの樹木園ワンドまでノーピクで通過。その後もかけ上がり絡みを丹念にスローで流す。時間はすでに10時半。「今日は午後まで残業か・・」と覚悟しつつ蛙石に差し掛かったとき7色にドスンという重量感のある当たり。ドラマは何の前触れもなく突然に訪れる。それがこの釣りの醍醐味。と、言っても何も起こらないままタイムアップ、という日の方が多かったりもするのだが。。
70ヤード分のレッドコアラインの重みを差し引いても、40センチそこそこのサクラにしては重い引き。ブラウンの50絡みか?とも思ったが、リーダーに入ってからの何度も突っ込むスリリングな引きでサクラと確信。浮上してきたのは弾丸のような体高のサクラマス。安全を期してラバーネットで確実にランディング。生簀に放り込んで勝負あり。残業どころか早上がりとなり、シーズン初日でノルマ達成となりました。桟橋で記念撮影。42センチ1kgながら、惚れ惚れとする美しい魚体。ホッとしたというのもあるが、それ以上に何とも表現しようのない込み上げてくる嬉しさ。「よっしゃー!」って感じでしょうか。たまたま戦略がはまって釣れましたが、逆に偶然では釣れない感じがしました。福井ボートさんとアングラーの皆さんに感謝!!さて、あとは50超え、じっくり狙います。クライマックスはまだまだ先。解禁から1週間ですから。今年の芦ノ湖は3月からサクラ咲いてます。


あなたにおススメの記事
関連記事