まだ暗い4時30分ごろ起き出し、箱根園コテージから駐車場に
向かう。薄明かりの中、山桜、シダレ桜が幻想的で美しい。
山の朝の空気は最高に気持ちよく、薄明るくなった空は快晴。
もう少し明るくなれば賑やかに小鳥たちが歌いだすに違いない。
5時前に箱根湾の駐車場に着くと、昨日以上に賑わっている。
みなGWまでも芦ノ湖で過ごそうという、真の好き者ばかり
ということか。
それにしても昨日に続いての好天。貴重だ。本当にツいている。
早朝は鏡の湖面。山々の若葉の間から鶯の声。
今日は結果にはこだわらず、好きにやることに。
昨日釣れているし、GWだし、考えを変えて臨む。
レイクトローリングは、基本的にスポーツフィッシングであり
結果より楽しさを追求するのも大いにアリ。このところは
サクラにこだわり過ぎてきたが、季節的にも、この釣り本来の
痛快さを重視してもよい。その延長線上でサクラが掛かれば
最高!
さて、結局は沖のど真ん中系をライン出し切って早引きで進む。
レジャーなんで。
その結果、解ったことがある。一時状況不明となっていた湖の
状況が少し見えた。
まず、季節の進みが早い北側(九頭竜以北で顕著)は完全に
トロシーズン最盛期に入っている。これは極端。
禁漁区より南は沖や速い釣りにはまったく反応しないが、
魚探反応では、かなり沖にも進出しており、あとは季節の進み
とスイッチの入り具合でいずれ釣れ出すだろう。
それにしても、それまで完全沈黙だった状況から、次々に
ギーギーとラインが入って止まらなくなるような釣りへの
劇的な転換には驚いた。北側はまさに、ザ、トローリング!
亀ヶ崎と神宮を結んだ中間あたり沖合い水深5~6mに追い
上げられたようなベイトボール&襲う魚の魚探映像。
キール系を4.5キロ60ヤードまで浮かし、ギーーッ!!
みたいな釣りである。基本はニジ回避で水深10mあたりを
曳いているのだが、それでもニジ、ニジ。
<湖尻の沖を軽く一周するとこんな感じに・・・>
今日、子供乗せておけばよかった。というより、昨日北側に
来ればよかった。どっかにサクラいるだろうし。
と、そうこうしていると家族が朝食食べ終える頃になってしまった。
そろそろチェックアウト準備に戻るか。帰路は同じ釣り方で
アタリすら来ない・・・。
本当に短時間だったが、トローリングの楽しさを満喫した。
超早上がり、少しもったいない気もするが、またしても南西
が暴れだしそうな気配。午後までやろうと思っていた皆さん
は辛かっただろうな。
チェックアウトした後は、箱根園周辺を散策。天皇桜も完全に
見頃。素晴らしいGWの一日となった。
<子供達は連日、ミニ動物園に夢中>
オヤジは、その間にプリンスの湖畔の湯に。極楽。
あー、日焼けが痛い!
芦ノ湖周辺は観光客(特に国内客)満載で、いつもならウザーと
思うところだが、とても嬉しく感じた。
ただ、温泉、ホテルなど観光業へのインパクトは大きく、こんな
ことで日本が誇る観光地が衰退してもらっては困る。
みんな、仕事頑張って、休日は日本で遊ぼう!